ドジャース大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、敵地でのジャイアンツ戦に「2番DH」で先発出場。4回の第2打席に今季12号を放つなど、5打数3安打2打点の活躍で10−2の勝利に貢献した。

■オズナと並びリーグトップタイ

大谷は腰の張りで前カードのパドレス3戦目を欠場していたが、ジャイアンツ戦で復帰すると13日(同14日)では2安打。そして第2戦では特大の一発を放ってみせた。

4回表、無死走者なしで迎えた大谷の第2打席。相手先発キートン・ウィン投手の初球スライダーをフルスイングすると、角度29度で高々と舞い上がった打球は速度113.4マイル(約182.4キロ)で右中間スタンドへ。飛距離446フィート(約135.4メートル)の当たりは先制の今季12号となった。

試合後、MLB公式のファン・トリビオ記者は、「オオタニがドジャースとジャイアンツのライバル関係のなかで名を残す」と題した記事を掲載。ジャイアンツはエンゼルスからフリーエージェントとなった2023年オフに獲得を試みた球団であることに触れつつ、「今後10年間、オオタニがドジャースのためにユニフォームを着るのを少なくとも年に12回見ないといけない」と言及している。

また、大谷の“スプラッシュヒット”未遂となった特大のアーチに対してデーブ・ロバーツ監督は、「球場のあの場所、あんな遠くまでボールを飛ばす選手はいない」と語りながら、現役時代にともにプレーしたバリー・ボンズ氏にも言及。「幸運なことに私はここであの選手(ボンズ)とプレーしたがそれは印象的だった」とボンズ氏の代名詞でもあった、スプラッシュヒットについて触れた。

大谷は12号でブレーブスのマルセル・オズナ外野手と並び、再びナ・リーグトップに並んだ。翌日にもオラクルパークでの試合を控えるが、海に飛び込む一打は見られるのか。