5月25日、横浜アリーナにてBリーグの年間王者を決める「日本生命B.LEAGUE FINALS 2023-24」が幕を開けた。第1戦は昨季王者・琉球ゴールデンキングスが広島ドラゴンフライズに74−62で勝利。連覇へ王手をかけた。

 琉球は立ち上がりから今村佳太、岸本隆一の3ポイントなどで8点を先制。守備でも激しいプレッシャーから広島に自由を与えず、第1クォーターを24−16で終える。

 続く第2クォーターも開始から約4分半にわたって相手を無得点に封じながら、松脇圭志や牧隼利らの3ポイントで最大19点のリードを奪う。前半は3ポイント成功率58.3%(7/12)を記録し、43−25と優位に立って折り返した。

 後半もアレン・ダーラムのバスケットカウントで先制した琉球は、第3クォーター残り4分には今村の連続3ポイントでこの日最大となる24点差に。対する広島もここから反撃に転じ、19点を追う第4クォーター開始から14−3のランで残り3分38秒に8点差まで迫る。
  しかし最後は今村の長距離砲に加えて、”ミスターキングス”岸本の連続3ポイントで突き放して勝負あり。沖縄から駆けつけた大応援団の声援を背に、初戦をモノにした。

 琉球は今村が8本中5本の3ポイントを沈めて15得点、岸本が同9本中4本成功で14得点をマーク。3ポイントはチーム全体で成功率45.5%(15/33)を記録したほか、12得点、8アシストをあげたダーラム、8得点、7リバウンドを記録したジャック・クーリーらインサイド陣の奮闘も光った。

 一方の広島はケリー・ブラックシアーJr.が最多の15得点、8リバウンド、山崎稜と河田チリジが各10得点を記録したが、得点源のドウェイン・エバンスは7得点止まり。終盤の反撃を明日の第2戦につなげたいところだ。

 琉球の連覇か、広島がタイに持ち込むか。運命の第2戦は明日13:10にティップオフだ。

構成●ダンクシュート編集部

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