BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、「全米女子オープンゴルフ選手権」をはじめ、「全米プロゴルフ選手権」「全米オープンゴルフ選手権」を無料独占生中継する。そこで本記事では、海外メジャー初制覇を目指している畑岡奈紗選手のここまでの2024年シーズンを振り返る。畑岡選手といえば、LPGA(全米女子プロゴルフ協会)に参戦している日本人女子選手の中でも、毎シーズン注目を集める選手の一人。2024年のメジャー大会でも上位での活躍が期待される。

■2年ぶりの勝利は射程圏内! 2024年シーズンの戦績

2022年の「DIOインプラントLAオープン」以来、ツアー優勝から遠ざかっているのが畑岡選手の現状だ。しかし2024年シーズンは、2月29日から3月3日にかけて開催された「HSBC女子世界選手権」で3位につけるなど、決して悪くない成績を残している。

これまでの2024年シーズン全体を振り返ってみても、出場した半数近い試合でトップ20を確保。この調子を維持して、再びトロフィーを掲げる姿を見せてほしいところだ。

■勝利を挙げたシーズンは海外メジャーでも好成績だった!?

勝利を挙げたシーズンのメジャー大会では、優勝まであと少しといえる成績を残している。「マラソンクラシック」と「NWアーカンソー選手権」の2勝を挙げた2021年は、「全米女子オープンゴルフ選手権」で笹生優花選手との日本勢PO対決に敗れたものの、優勝まであと一歩の2位につけた。

また翌年の「DIOインプラントLAオープン」を制した2022年は、「全米女子プロゴルフ選手権」5位、「AIG女子オープン(全英女子オープン)」7位という成績を含む、海外女子メジャー5大会すべてでトップ30以内を確保している。

“勝ち切る”ことができたシーズンは、海外メジャーの大きな舞台でも実力を発揮している畑岡選手。今季はまだ優勝に手が届いてはいないものの、好調なことは確かだ。その良いイメージを保ちつつ、“勝ち切る”ことにこだわったプレーに期待したい。

■今シーズン海外メジャー初戦「シェブロン選手権」は?

4月18日から4月21日にかけて、テキサス州のザ・クラブ at カールトンウッズで開催された2024年の最初の海外女子メジャー大会「シェブロン選手権」。畑岡選手の試合内容として、1日目は4バーディー、3ボギーの1アンダーで18位タイ。2日目は2バーディー、1ボギーの1アンダー、トータル2アンダーの21位タイ。3日目は5バーディー、1ボギーの4アンダー、トータル6アンダーの8位タイ。4日目は2バーディー、5ボギーの3オーバー、トータル3アンダーの13位タイとなっている。

なかなか思うようにスコアを伸ばせないまま21位タイで予選突破した畑岡選手。3日目には5つのバーディーを奪取して8位タイまで順位を上げ、ビッグスコアが期待されたが、最終日は4日間で唯一のオーバーパーで13位タイという結果に。

ボギーがあるものの、バーディーをしっかり取って巻き返していた予選の2日間、5つのバーディーを取って見せた3日目は、さすが畑岡奈紗というプレーを見せていた。

メジャー大会でも堅実に3日目までバーディーを積み上げ、トップに手が届く位置で最終日をスタートできるところを見ると、メジャー制覇も近いのではと期待させてくれる。海外メジャー初制覇を目指す畑岡選手は、メジャー第3戦「全米女子オープンゴルフ選手権」でどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。