チョコレートプラネットがMCを務めるバラエティ「超町人!チョコレートサムネット」(毎週日曜夕方16:25-17:25 メ〜テレ、TVerで2週間見逃し配信中)。2組のサムネハンター(調査隊)が東海地方の様々な町を訪れ、出会った人々の“サムネイルになりそうな要素”を発掘する番組だ。5月12日(日)の放送では、チャンカワイ(Wエンジン)と薄幸(納言)がサムネハンターとして登場し、岐阜県多治見市での‟超町人”探しのロケに挑んだ。

■ お小遣いを地道に貯める健気な少年&秋田犬界のレジェンドが登場!

今回の舞台は「焼き物」や「暑さ」で有名な岐阜県多治見市。日本三大陶器の1つ「美濃焼」の発祥の地として知られ、市内にはおよそ40近くの窯元が点在。タイルの生産量も日本一を誇り、モザイクタイルミュージアムは人気観光スポットの1つ。さらに「日本一暑い町」を競うほど気温が高いのが特徴で、過去には最高気温40.9度を記録。

このエリアは国宝指定されている永保寺や、全国でも珍しい修道院などの歴史的建造物が今も残されており、多くの観光客を魅了している。そんな多治見市に、チャンカワイ(Wエンジン)と薄幸(納言)の2名がサムネハンターとして降臨。今回は、多治見駅付近にあるながせ商店街などで‟超町人”探しを行ったチャンカワイのレビューをお届けする。

多治見駅に関する紹介動画の後、ながせ商店街(多治見駅から徒歩5分のところにあるレトロな商店街)を探索中のチャンカワイが映し出された。散歩中の少年を発見したチャンカワイは早速インタビューを開始。すると少年は片道30分かけて少年ジャンプを買い、今は帰宅途中だという。親から300円を預かり、290円のジャンプを購入した後お釣りの10円が自身のお小遣いになるという少年の言葉に、チャンカワイは「なんて健気な」とコメントし、チョコプラの二人は「かわいい〜」とニッコリ。VTRが終わると、長田庄平は「そういえばジャンプ買いに行っていたな」と懐かしそうに話し、松尾駿は「雑誌を買いに行くっていうのがいい」とコメント。少年の夢が「大盛り料理の店を開くこと」だと知った松尾は「いい子だな」と感心し、「ジャンプのために歩き続けて400km」というサムネが完成した。


続いて、2匹の秋田犬を散歩中の男性を発見したチャンカワイは「綺麗でおっきい犬」と言いながら犬に近寄っていく。すると長田は「通販のテンションやん!」とツッコミを入れて爆笑。男性は15年ほど日本チャンピオン犬を育てており、「秋田犬基準」にどれだけ近い形かを競う全国コンテストで20回以上も最優秀賞を獲得しているという。秋田犬界隈で知らない人はいないと言われるほどのレジェンド的存在の男性は、海外からもコンテストの参加者がいることから「秋田犬界では世界チャンピオン」だと自信に満ちた表情で語った。かわいい秋田犬に「頑張ってください!」と話しかけるチャンカワイの姿に笑顔を見せるチョコプラの二人。「世界が認めた伝説の飼い主」というサムネが完成した。


■ 多治見の“キン肉マンの聖地”にチャンカワイが驚愕

続いて、雑貨も販売しているカフェを訪れたチャンカワイは、美濃焼タイルを使ったアクセサリーを作っている会社のオーナーに遭遇。パリの展示会で好評だった美しいアクセサリーは、海外4カ国でも展開しているという。そんなオーナーに「サムネになる要素を持った人を探している」と明かしたチャンカワイに対して、「タイルのゆるキャラが作りたくて、『キン肉マン』に登場するタイルマンの等身大の人形を4年間かけて制作した」と驚きの発言をするオーナー。タイルマン像を見たチャンカワイは「まじタイルマンや!」と驚愕。「キン肉マン」原作者のゆでたまごも公認しており、今や多治見は“キン肉マンの聖地”と呼ばれるまでになったという。そんなオーナーには「超人タイルマンを降臨させた男」というユニークなサムネが与えられた。



■25体のドールと暮らす男性に「泣けてきた」とチャンカワイが涙

プラティ多治見(多治見駅に近接する商業施設)に移動したチャンカワイは、Tシャツ姿のマッチョな男性を発見。男性に話を聞くと、ボディビルの大会に何度も出場したことがあり、「栄養面で多治見市民をムキムキにしたい」という思いから、ローファットな弁当屋を営んでいることが判明。そんな中、チャンカワイがサムネになるような人を探していることを明かすと、その男性が「趣味で人形を集めている」と発言。ドールコレクションの一部を見たチャンカワイは興味津々でインタビューを開始。男性は、1体8万円のドールを200万円かけて半年間で25体集めたといい、姓名判断の本で調べて25体全てに名前をつけていると明かす。ドールを娘のように大事にしているこの男性が「僕のことを(ドールは)全肯定してくれる」と話すと、なぜかチャンカワイが「泣けてきた」としんみり。そんな姿にチョコプラの二人が「なんで?」と呆れ顔でツッコミを入れてVTRは終了。

MVC(街のNo.1超町人に与える称号)には少年ジャンプのお釣りをお小遣いとして貯めている少年のサムネが選ばれ、松尾が「(少年の姿が)頭から離れない。10円のために30分歩く健気さ。あと、大盛り料理を出すのが夢なんて最高です」とコメントして番組を締めた。


■ 地元愛溢れる‟超町人”たちに出会える番組

美濃焼タイルを使ったアクセサリーを作る会社の社長、多治見をキン肉マンの聖地にした男性など、地元愛の強い‟超町人”が登場した今回の放送。今後も、その土地ならではのユニークな発想を持った‟超町人”を、サムネハンターたちが発掘してくれることを期待したい。