伊藤沙莉がヒロインを務める連続テレビ小説「虎に翼」(毎週月〜土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月〜金曜の振り返り)。第9週となる「男は度胸、女は愛嬌?」が5月27日(月)より放送される。

■「虎に翼」とは…

同作は、日本で初めての女性弁護士の一人となった三淵嘉子をモデルにしたオリジナルストーリー。昭和の初め、女性に法律を教える日本で唯一の学校へ入学し、法曹の世界に進んだ、伊藤演じる主人公・猪爪(佐田)寅子。出会った仲間たちと切磋琢磨しながら、日本初の女性弁護士で後に裁判官となり、困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開く寅子の姿を描く。脚本は吉田恵里香氏が担当する。

■第9週「男は度胸、女は愛嬌?」あらすじ

第9週では――

昭和20(1945)年。度重なる空襲から逃げるため、寅子(伊藤沙莉)と花江(森田望智)は子供らを連れて疎開していた。やがて終戦し、岡山にいた弟・直明(三山凌輝)と再会するも、働いて家族を助けると言う直明に、寅子は納得できないでいた。

そんな中、体調を崩していた直言(岡部たかし)がある重要な知らせを隠していたことが発覚。直言は、これまでの後悔と秘密をすべて打ち明け、安らかに亡くなる。悲しむ寅子の目に飛び込んできたのは新聞の「日本国憲法」の文字。そこには、「すべての国民は法の下に平等」だと書かれていた。

――という物語が描かれる。

公式HP掲載の予告動画は、「すべて国民は法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分、又は門地により、政治的、経済的、又は社会的関係において…差別されない」という憲法十四条を読む寅子の声が流れ、寅子にとって「日本国憲法」との出会いが大きな存在になる様子が伝わる。

そして、憲法十四条を読む寅子の声と一緒に、泣き崩れる花江、胸を押さえて苦しむ直言、子どもらを慰めるはる(石田ゆり子)、それぞれの姿が映し出される。さらに、岡山から家に笑顔で帰って来る直明の姿やおもちゃで遊ぶ優未の姿も。

最後に、河原で座り込み、涙を見せる寅子が立ち上がる場面が流れ、動画は幕を閉じる。

日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ女性・猪爪(佐田)寅子の人生にどんな展開が待ち受けているのか注目が集まっている。