一部では新たなMFを獲得すべきとの声もあるが……

ユルゲン・クロップ退任後の新生リヴァプールで日本代表MF遠藤航の立ち位置はどうなるのか。ここ最近はその話題も増えている。

例えば現役時代にミドルズブラなどで活躍したロビー・マストー氏はポッドキャスト『The 2 Robbies』にて、遠藤の将来は不確実との見方を示した。

「ショボスライもいるし、特にシーズン前半を良い形で過ごしたカーティス・ジョーンズもいる。少し良くなったように見えるグラーフェンベルフもだ。だから遠藤に大きな将来があるかどうかは分からない。彼は素晴らしい仕事をしたが、おそらくその役割にはもう少し存在感のある選手が必要だと思う」

現在はフェイエノールトを指揮するアルネ・スロットがクロップの後任になる可能性が高いと言われており、指揮官が代わればチームのスタイルも変わる。新政権へ新たな守備的MF獲得へ動く必要性も出てくるかもしれない。

しかし英『TBR Football』は、新体制でも遠藤に出来ることはあるはずと主張。マストー氏のコメントにも驚いたようで、今後の遠藤にも期待をかけている。

「マストーが遠藤の将来を心配しているとは驚いた。昨夏に1600万ポンドの移籍金で加入した時点では、確かに遠藤はあまり有名ではなかった。しかし、遠藤は多くの人が間違っていることを証明してきた。彼はシーズンが進むにつれて成長し、数多くの印象的なパフォーマンスを生み出してきた。苦労した時期もあったし、ハーフタイムで退いたこともある。しかし、クロップに代わる新体制へ備えるリヴァプールの未来において、遠藤が果たすべき役割は間違いなくあるはずだ」

監督交代に合わせてスタメン争いも激しくなるのは間違いない。遠藤も新たなアピールが必要となるだろうが、守備的MF1番手の座を手にできるか。