夏の補強が楽しみなアーセナル

今シーズンもマンチェスター・シティに後一歩及ばず、プレミアリーグタイトルを逃してしまったアーセナル。しかし昨シーズンからは大きな成長を示し、来シーズンのタイトル獲得の期待感を感じさせた。

昨夏に加入したデクラン・ライスやカイ・ハフェルツが大当たりだったこともあり、さらなるレベルアップを図るアーセナルの今夏の補強は注目ポイントの1つだ。そして現段階で様々な選手の名前が浮上しているポジションはCFだ。

今季CFとして起用されることの多かったハフェルツがリーグ戦37試合で13ゴール7アシストという結果を残したことで、CF不要論も上がっているが、アーセナルOBのエマニュエル・プティ氏はストライカーが必要だと語り、ナポリでプレイするヴィクター・オシムヘンの獲得を薦めている。

「アーセナルが最終的にプレミアリーグを制するためには、30ゴールを決めるストライカーが必要だと思う。 そしてその男は、リールやナポリで素晴らしい活躍を見せたヴィクター・オシムヘンかもしれない。彼の夢はイングランドに来ることであり、ここでも輝きを放つかもしれない。彼はフィジカルがとても強くて、純然たる9番だ。だから彼は私の第一候補だよ」(『METRO』より)

現段階ではベンヤミン・シェシュコやアレクサンデル・イサクなどもストライカー候補として獲得の噂が浮上しているが、プティ氏はオシムヘンの獲得を推薦している。所属クラブのナポリは苦戦の1年を送っているが、オシムヘンはここまで公式戦31試合で17ゴール4アシストをマークしており、相手にとって脅威になり続けている。しかしオシムヘンにはチェルシーなども注目しており、移籍金は超高額になると考えられている。

プティ氏は「マンシティと競争するには、アーセナルにはあと4人の選手が必要だ」とも語っており、今夏も積極的に補強に動く必要があると考えているようだ。ミケル・アルテタの下、着実にタイトルに近づいているアーセナルが誰を補強するのか、注目だ。