クリスタル・パレスはラツィオと同額の年俸を提示

ラツィオに所属する日本代表MFの去就が近日中に決まるようだ。

イタリアメディア『TUTTO mercato』によると、ラツィオMF鎌田大地は、現在フランクフルト時代の恩師であるオリバー・グラスナー監督が率いるプレミアリーグのクリスタル・パレスから約500万ユーロのオファーを受けているようだ。クリスタル・パレスは鎌田がラツィオとの契約更新のために要求している年俸と同額の年俸を提示したという。

鎌田は昨夏、ドイツのフランクフルトから1年契約でラツィオに加入。シーズン序盤は前指揮官の戦術への適応に苦しむも、今年3月にイゴール・トゥドール監督が就任すると、チームの中心選手としてプレイタイムが急増。第37節のインテル戦では実に8カ月ぶりのゴールも記録するなど一時とは打って変わって一躍、その活躍が注目を浴びていた。

そんな鎌田だが、ラツィオとの現行契約には今月末まで選手側が行使可能な3年間の延長オプションが付帯。従って鎌田は5日後にはラツィオとの契約更新条項を適用するか、それとも退団によって別れを告げるかを決断する必要があり、同選手の将来は数日中には決まる予定だ。

また同メディアによると、鎌田の代理人は近日中にイタリア入りし、ラツィオ幹部との会談を行う予定であり、そこで同選手の将来を見極めるようだ。

現在、セリエAでその実力を開花させている鎌田だが、かつての恩師が率いるクラブに移籍を果たし、プレミアリーグの舞台へと足を踏み入れるのか。今後の動向に目が離せない。