〝お騒がせ女子プロレスラー〟ことウナギ・サヤカが、ゴールデンウイーク最終日となった6日の「エボリューション」東京・新木場1stRING大会に電撃登場した。

 メインのChiChi対桃野美桜が終わった直後だ。ウナギが花道から登場すると、会場がざわつき始める。4月に行われたエボリューション参戦を争う公開オーディションで不合格となり、この日の出場メンバーに入っていなかったからだ。

 さっそく試合を見守っていた諏訪魔プロデューサーに歩み寄り、強烈な張り手を一閃。オーディションを落選させた張本人だからだ。さらに、ずかずかとリングに上がり「エボリューション女子、そして諏訪魔、オーディション落としたくらいで、もう来ないと思ったか? この1年間で約15団体を股にかけたウナギ・サヤカ、こんなところであきらめるわけねえだろ」とふてぶてしい表情でマイクを握った。

 会場は「帰れ!」という罵声とブーイングに包まれるが、お構いなしだ。気を取り直して「一つ提案したいことがございます」と切り出し、「このよくわからないオジさんをプロデューサーにするより、これからみんながビビる玉を隠し持ってるウナギ・サヤカの方がいいんじゃない?」と改めてプロデューサー交代を訴えた。

 土足でリングに上がられ、言われたい放題のエボリューションも黙っていない。ChiChiは「オーディションにも受からなかったウナギ・サヤカがプロデューサーになりたいだって? ふざけんなよ。諏訪魔さんに下品なケンカの売り方をするやつ、この私で十分なんだよ!」と応戦。ウナギも「お前を査定してやるよ」と応じ、5月22日新木場大会で2人の対戦が決定的となった。

 すっかりエボリューションの選手、ファンを敵にまわしたウナギは、ここから本格侵攻できるのか。