「オープンシアター2024みんなの空き地」と題した展覧会が5月23日(木)から6月1日(土)まで、神奈川県民ホールギャラリー(横浜市中区山下町3の1)第1展示室で開かれる。三崎にある地魚料理店「くろば亭」の”名物親方”として知られる山田芳央さんが手掛けた彫刻も並ぶ。

料理人だけでなく、流木の力強い形に魅せられ、その秘めたエネルギーと対話するようにダイナミックな彫刻を制作するアーティストの顔も併せ持つ山田さん。うらり入口付近にある縦1・2m、横2・8m、重さ800kgに及ぶ『曼荼羅(まんだら)ぼっち』は圧巻だ。今も高さ3mを超える巨大作品を制作中だが、現物は輸送が難しいため、写真パネルで紹介する。

「誰もが気軽に舞台や音楽、美術などを楽しめる」がテーマの催し。山田さんのほか、現役高校生の石原陸郎さん(木版画)、アマチュア写真家の牛木実さん、美術家の小野耕石さん、オルガニストの早川幸子さん(ドローイング・詩)、5人の作品が見られる。

各日午前10時から午後6時。入場無料。問い合わせは県民ホール【電話】045・662・5901