目指すべきは、時間とやることのバランスがちょうどいい時間配分です。実際に自分の時間がどこに配分されているかがわかっていれば、何をやればいいか行動指針をつくることができます。

そのためにも、まずは時間にはどういう時間があるかを知ることです。

実は、時間は「4つの時間」に分けられます。

人生には「4つの時間」しかない

自分の時間の配分を知ることからはじめる

すべての時間はこの4つに分けられます。

1 「幸福の時間」
2 「投資の時間」
3 「役割の時間」
4 「浪費の時間」

こういわれても、ピンと来ないかもしれませんよね。

たとえば、仕事のある日の朝の時間をイメージしてください。起床して、顔を洗う、口をゆすぐ、家族と会話をする、朝食を食べる、コーヒーを飲む、トイレに行く、髪を整える、化粧をする、ヒゲを剃そる、服を選ぶ、着る、ニュースを見る、SNSを見る……朝のルーティンはいろいろあります。

(出所)『このプリン、いま食べるか?ガマンするか?』より

起きてから家を出るまでの準備時間を、4つの時間に仕分けするとどうなるでしょうか。

たとえば「顔を洗う」時間。この時間は多くの人にとっては目を覚ますとか、顔を清潔にするといった「役割の時間」です。でももし顔を洗うことを「喜び」に変換できれば、「幸福の時間」になります。

以前、森林に囲まれた場所でキャンプをしたことがあります。起床して、キャンプ場を流れているきれいな小川で顔を洗った時。

「超気持ちいい〜!!」と声が漏れました。最高の「幸福の時間」でした。

洗顔の時間が、4つの時間のどれになるかが決まっているわけではありません。洗顔をどの時間にしたいかは、自分の思考と行動で変えられるのです。