シンガー・ソングライターの長渕剛(67)が22日、東京・タワーレコード渋谷店で行われた、ニューアルバム「BLOOD」の発売記念イベントに出席し、完全復活を果たした。
長渕は今月7日、肺気胸のため4週間の療養が必要と診断されたこと発表。17日には自身のYouTubeチャンネルで元気な姿を見せ、現状について「すでに軽いトレーニングも再開して、今日からリハでバンバン歌い始めたんで、もう大丈夫」とサムズアップで伝えていた。
療養発表後、初の公の場に登場した長渕は、観客からの拍手に合わせノリノリでステージに登場。MCから体調を問われ、「大丈夫ですね!」と力強く答えていた。
療養中をあらためて振り返り「肺気胸というのは初めてだった。(最初の)3日間くらい苦しかった」としみじみ。入院生活についても明かし、「鼻に高濃度の酸素を吸入しながら、絶対安静を強いられた。絶対安静が俺にとっては強敵だった。3日目には痛みも和らいで、足がイライラして…。ゆっくりバレないようにスクワットをしたら30回目くらいで看護師さんがドーンって来て『だめでしょう!安静にしてください』と怒られました」とエピソードを披露した。
新アルバムについては、「(芸能活動)45年は、ただ者じゃないくらい長い。その間、このように熱いファンがずっと寄り添ってくれている。その一念で作らせてもらった」とコメント。来月25日から6都市を回るツアーが控え、「(準備は)バッチリです。俺はすこぶる元気です!今日は決起集会みたいなもので、渋谷の空にのろしを上げた。こっから宣戦布告です。みんな、待っててくれよ!」と呼び掛けた。
イベントでは集まったファン300人を前に、代表曲「とんぼ」やアルバム表題曲「BLOOD」を含む全5曲を披露し、会場を盛り上げた。