元メジャーリーガーの松井秀喜さんが、能登半島地震で被災した子どもたちを招いて野球教室を開きました。その後、バッティングを披露した松井さんには、故郷への強い思いがありました。

松井秀喜さんの地元、石川県能美市で行われたMLBジャパン主催の野球教室。能登半島地震で被災した約150人の子どもたちが参加し、松井さんはバッティングの体験エリアで打ち方を指導しました。そして、松井さんの野球教室“恒例の”フリーバッティング。

「バットが折れました!」

10球を越え、20球を越えても、スイングをやめる気配がありません。

能美市出身 松井秀喜さん
「どうしても(子どもたちに)ホームランを見て帰ってほしかった。放物線を見せてあげたかった。ただそれだけです」

そして、26球目。打球がライトフェンスを越えると、大きな歓声が上がりました。

能美市出身 松井秀喜さん
「能美市で生まれ育ちましたので(野球教室が)できたことは大変うれしい。きょう来た子どもたちの中に被災された子どもたちがいますので、明日からの新たなエネルギーができたのであれば一番うれしい」

MLBジャパンは、能登の保育園や幼稚園にグローブなどを贈るということです。