俳優ジョージ・クルーニー(63)が、ついにブロードウェイデビューを果たす。ジョージは自らが監督並びに主演、共同脚本を担った2005年の映画「グッドナイト グッドラック」の舞台化作品で初めてブロードウェイの舞台に立つ。

 2025年春にシューベルト劇場で上演予定の同作について、ジョージは声明の中で「長い年月を経て、舞台に戻ってこれることを名誉に思う。特に芸術フォルムであり、俳優なら誰でも熱望するブロードウェイに」と語っている。

 1950年代の米ニュース番組を舞台に、共産主義者を排斥する「赤狩り」を推し進めるマッカーシー上院議員と人気ニュースキャスター、エド・R・マローとの対立を描いた同映画では、デヴィッド・ストラザーン演じるマローの同僚フレッド・フレンドリー役を演じていたジョージだが、舞台版ではマロー役を演じるという。

 ジョージは、脚本を共同執筆したグラント・ヘスロヴと同ブロードウェイ作品で再タッグを組むものの、監督はジョージに代わりデヴィッド・クローマーが担う。「エドワード・R・マローは、今日のメディアでは消え去ったと思えるほど稀な明瞭なモラルを持って行動していました。初期のテレビ生放送には即時性がありましたが、今日は、観客を前にした舞台でしかそれを効果的に捉えることはできません」とクローマーは語る。

 最近では、スティーヴ・カレルやレイチェル・アダムスもブロードウェイデビューを果たしていたほか、先週にはロバート・ダウニー・Jrも9月に初めて同地の舞台を踏む予定であることが発表されていた。

(BANG Media International/よろず〜ニュース)