<大相撲五月場所>◇十四日目◇25日◇東京・両国国技館

 46歳の大ベテラン力士が思わず感極まったか。序二段八十五枚目・天一(山響)が、3勝3敗で迎えた十四日目、勝ち越しを決めると、直後に感極まった表情を浮かべた。視聴者は「天一、いい表情や…」「グッとくる」などとコメント欄に書き込んでいた。

【映像】感極まる46歳ベテラン力士の表情

 新潟・南魚沼市出身の天一は、15歳で北の湖部屋(当時)に入門し、平成五年三月場所で初土俵を踏んだ。2度の三段目優勝を経験しており、最高位は幕下十枚目。得意技は突き押しで、現在も一回り以上若い力士ばかりの相撲界で、熱戦を繰り広げている。

 十四日目、序二段八十八枚目・肥後ノ龍(木瀬)との取組では、突き押しの応酬で土俵際へと追い込むと、最後は寄り切った。天一は令和五年九月場所以来の勝ち越しを決め、一方の肥後ノ龍は負け越しが決まった。

 勝ち越しが決まった直後、天一は感極まったのか、うるうると泣き出しそうな表情になり、視聴者は「天一、いい表情や…」「グッとくる」「本気なんだな」「なんか泣きそうな顔してる」「天さんおめでとう」などと書き込んでいた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)