国連総会はパレスチナの国連への正式加盟を支持し、安全保障理事会に再検討を求める決議案を圧倒的な賛成多数で採択しました。

【映像】イスラエル大使 国連憲章を"シュレッダーで破棄"

 パレスチナは国連に投票権のない「オブザーバー国家」として参加していて、4月、正式加盟を申請しましたが、安保理による決議でアメリカが拒否権を行使し否決されていました。

 国連総会は10日、パレスチナの国連への正式加盟を支持し、安保理に再検討を求める決議案の採決を行いました。アメリカやイスラエルなど9カ国が反対、25カ国が棄権しましたが、決議案は圧倒的な賛成多数で採択されました。

 イスラエルの国連大使は壇上で、国連憲章をシュレッダーで破棄して抗議しました。今後、安保理で再び協議されることになりますが、アメリカの反対姿勢は変わっておらず加盟は不透明な状況です。(ANNニュース)