阿部顕嵐は「俳優活動専念」を宣言

 6人組グループの7ORDERが、結成5周年記念日の22日、公式YouTubeチャンネルで『7ORDER 5周年記念特番』を生配信し、Kis-My-Ft2の千賀健永がサプライズ出演した。7ORDERは旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)を退所したメンバーで構成。Kis-My-Ft2は同事務所の流れをくむSTARTO ENTERTAINMENTと契約中のグループで、かつてでは考えられなかったコラボが実現した。

 番組には7ORDERとCMで共演した安田大サーカスのクロちゃん、楽曲や舞台の演出で関係を築いたpanicrewのボーカルで演出家・植木豪が登場し、最後に千賀が現れた。

 文字通りのサプライズ。「えっ、えっ」とメンバーが驚く中、インスタライブで自身のファンを集めていた千賀は、スマホに手に「みんな、こっちに移動しよう。Love-tune(7ORDER)と一緒に(生配信を)やるから」などと呼び掛けた。

 メンバーは「(今は)Love-tuneじゃないから」と言いつつ、「こんなことあるんだ」「うれしい」と笑顔。千賀も「いや、マジか。みんなと同じ画面でしゃべれることはうれしい」と言い、「いろんな時代が進んだというか、変わってきたというか……。『いつかこういう時が訪れたらいいな』と願っていた」実感を込めた。

 そして、視聴者は「良い時代になった」「しあわせ」「激アツ展開」「夢の共演だ」「千賀軍団」「革命起こった」などと反応した。

 コラボが実現した背景には、7ORDERのリーダー・安井謙太郎がプライベートでも仲の良い千賀に「コメントをいただけないですか」などと相談したことから始まっていた。時代が変わったことを認識していた千賀はすぐに賛同し、「最初は俺がインスタライブして、そこからこっち(YouTube配信)にしたらみんな来るじゃん」と登場の仕方を提案していたという。

 その後、千賀は「こうやって俺と7ORDERが絡んでるってことはあの日のエピソードを話せるんじゃない」と切り出し、(ジャニーズJr.内ユニットの)Love-tuneだったメンバーが旧所属事務所から退所しないように伝えた時のことを打ち明けた。

「俺はみんなが辞めるのが寂しかったから説得したかった。バンドもできて、踊りもできてこんなにかっこいいグループはいないから。で、あるご飯屋さんにみんなを呼んで、俺は絶対に説得できると思ってたから、『復活おめでとう』っていうケーキとくす玉を用意していたんだよね。そして、『辞めないでくれ』と話してたら、あっさりと『千賀くんごめんなさい、決まったことなんです』と言われ、そのタイミングでくす玉とケーキが出てきて……」

 この話の初披露を終えると、メンバーと千賀は「やっと話せた」「結局、俺らは(事務所は)関係ないけどね」「あの時はどうしようもなかったんです」など言い、笑い合った。直後、視聴者からは「おもろすぎる」「愛」「タイミング完璧」となどのコメントが相次いだ。

 最後に千賀が「安井から『靴を作ってください』とオファーがあって、5周年ということで靴作ってきたよ」と自身がデザインした靴をメンバーにプレゼント。メンバーが大喜びの中、コーナーは終了した。

 配信のラストにはメンバーの阿部顕嵐が、グループにいながらの俳優活動専念を発表した。

「今後の人生を考えた時に、ずっと前からやりたかった俳優に専念させてもらおうかなと思っています。ここで自分の時間をもっと作って、俳優活動に生きる技術を取得したいと思っています」

 異例の形だが、安井は「『どういう形なら一緒にいれるのか』ということを話し合って、いろんな形、いろんなチャレンジをしていって、『こういうのもアリだよね』と提案できるような存在になりたいと思っています」などと話し、ファンに理解を求めた。ENCOUNT編集部