矢野は7日阪神戦に「8番・遊撃」で出場…4回に好守を見せた

■広島 2ー0 阪神(7日・甲子園)

 新たな“忍者”に甲子園も騒然とした。広島・矢野雅哉内野手は7日の阪神戦(甲子園)で左翼フェンスにぶつかりながらも打球をもぎ取る衝撃の守備を披露。聖地だけでなくSNS上でも「菊池涼介の後継者」「コレは完全なるショフト」「マジでエグイ」と驚きの声が上がっている。

 1点リードで迎えた4回の守備。2死一塁で阪神・佐藤輝明内野手が打ち上げた打球は高々と夜空を舞い、左翼ファウルゾーンへ飛んで行った。左翼・宇草孔基外野手が追いかける中、激走しながら飛び込んできたのが、遊撃手の矢野だった。

 二塁寄りの守備位置から快足を飛ばし、打球に一直線。ポケットキャッチすると、体は一回転して左翼ラバーフェンスにぶつかったが、最後までボールは落とさずアウトに。ガッツあふれるプレーに敵地・甲子園でも歓声が沸き、先発の床田寛樹投手も拍手で称えていた。

 このプレーがDAZN公式X(旧ツイッター)に投稿されると賛辞のコメントが続々。「凄すぎる! スーパープレー!」「菊池涼介の後継者」「ゴールデン・グラブあるな」「身体能力が凄すぎる」「守備にお金を払える希少な選手」などとコメントが寄せられた。

 2020年ドラフト6位で亜大から入団した25歳。1年目から開幕1軍を勝ち取るも13試合の出場に留まったが、華麗な守備で評価を上げ、昨季は自己最多の93試合に出場。遊撃では83試合の出場ながら、ゴールデン・グラブ賞の遊撃手部門投票で4位に入った。今季もダイナミックな守備でファンを魅了している。(Full-Count編集部)