◆レスリング 明治杯全日本選抜選手権 最終日(26日、東京体育館)

 男女4階級の決勝前にパリ五輪代表13人が並び、セレモニーが行われた。日本レスリング協会の富山英明会長は「金メダル6個」の目標を改めて宣言。29歳で男子フリースタイル74キロ級の高谷大地(自衛隊)が選手を代表して「このメンバーでパリで躍進していきたい。我々に一番大事なことは覚悟だけ。それを胸にパリの舞台で戦っていきたい」と、決意表明を行った。

 今大会は女子が五輪連覇が懸かる50キロ級の須崎優衣(キッツ)、公式戦133連勝中の藤波朱理(日体大)ら6人が出場。男子は4月の五輪アジア予選で新たに3人が切符を獲得し、フリースタイルに12年ロンドン五輪銀メダルの樋口黎(ミキハウス)ら4人、グレコローマンスタイルに東京五輪銀メダルの文田健一郎(ミキハウス)ら4人が出場。21年東京五輪の金メダル5個を上回る成績を目指す。