三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンク3社が15日、2024年3月期連結決算を発表し、純利益の合計が3兆円を超えた。脱炭素やデジタル分野を中心に企業の資金需要が旺盛で、収益源の融資が堅調だった。外国為替市場の歴史的な円安も、海外事業の収益の押し上げに寄与した。

 24年3月期の純利益は、三菱UFJが33.5%増の1兆4907億円。三井住友は19.5%増の9629億円だった。いずれも過去最高を更新した。みずほは22.2%増の6789億円で過去2番目の水準だった。

 他の大手銀行では、りそなホールディングスが0.9%減の1589億円となった。