有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFASが、航空自衛隊浜松基地の周辺で検出されている問題で、浜松市は周辺の事業所にアンケートを行いましたが、発生源は特定できませんでした。

 浜松市によりますと、アンケートは高濃度のPFOS又はPFOAが検出された河川の周辺にある720の事業所に対して行い、185件の回答がありました。

 その結果、薬剤の漏れや排水調査の目標値を超えた事業所はなく、発生源は特定できなかったということです。

 浜松市は回答がなかった事業所についても個別に調査しましたが、薬剤の使用は確認されませんでした。

 浜松市は発生源特定に向けて、浜松基地と協議しながら引き続き、周辺の地下水の水質調査を進める方針です。