マーベル・スタジオが現在、MCU版「X-MEN」の新作実写映画の脚本家として『ハンガー・ゲーム0』(23)で共同脚本を務めたマイケル・レスリーと契約の交渉段階に入っていることがわかった。「Deadline」が独占で報じている。

20世紀フォックス製作のもと2000年代に3部作として映画化された「X-MEN」。その後サイモン・キンバーグのプロデュースのもとリブートシリーズが4作、またヒュー・ジャックマン主演の「ウルヴァリン」シリーズやライアン・レイノルズ主演の「デッドプール」シリーズ、『ニュー・ミュータント』(18)といったスピンオフ作品など独自のユニバースを形成。2019年にフォックスがウォルト・ディズニー・カンパニーに買収されたことで、MCU入りが可能となった。

今回の報道によれば、昨年の全米脚本家組合のストライキの終結後からケヴィン・ファイギらスタジオ幹部は時間をかけて多くの脚本家候補と面会。リズ・アーメッド主演の『Hamlet』や「グランド・イリュージョン」シリーズの第3作など注目作への登板が相次いでいるレスリーに白羽の矢が立ったとのこと。今後スタジオ側はキャストや監督の選定に入るとのことで、公開時期などはまだ定かではない。

今年3月にディズニープラスで配信されたマーベル・スタジオ製作のアニメシリーズ「X-MEN'97」が好評を博し、今年のサマーシーズンにはウルヴァリンとデッドプールがひと足先にMCU参戦を果たす『デッドプール&ウルヴァリン』(7月26日公開)も公開される「X-MEN」シリーズ。今後の動向からますます目が離せなくなりそうだ!


文/久保田 和馬