長崎北高校の生徒がふるさと教育の一環で「長崎のもったいないもの」を生かすために地元企業などと協力して開発した新商品を発表しました。

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「長崎のもったいないもの」から生まれた新商品の数々。発表したのは、長崎北高校の3年生およそ60人です。

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生徒たちは去年9月から7つの班に分かれ、地元企業などと協力して地域の課題解決に役立つ商品の開発に取り組んできました。

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この班が着目したのは長崎の「放置竹林」です。竹は根が浅く、放置されると土砂災害にもつながります。

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このため取り除いた竹を何かに活用できないかと考案したのが、パン生地に「竹炭パウダー」を使ったツートンカラーの「メロンパンダ」です。

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メロンパンダ班の生徒:
「自信満々です」
「食べるだけで環境を守ることにつながるから、広まっていって、最終的には環境のことまで知っていただけたら嬉しいです」

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放置竹林は、野生鳥獣のすみかにもなります。この班は、ジビエについて学び、捕獲されたイノシシの肉を活用した「ししみそ」を開発しました。

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ししみそ班の生徒:
「人間生活のせいで処理されてしまっているもの(イノシシ)がそのまま処分されてしまっているっていうのがとてももったいないなと思ったし、申し訳なくも感じたので」

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パッケージのQRコードにも一工夫しました。

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ししみそ班の生徒:
「これを読み込むと、放置竹林の問題のホームページとか、このししみそを使ったアレンジレシピが見られるようになってます」

生徒たちは今後、開発した商品を夏ごろまでに一般販売できるよう準備を進めるということです。