待ちに待ったデビュー戦だ。シャフリヤールやアルアインの半弟となるシャハザマーン(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)が、土曜京都5Rの3歳未勝利(芝2200m)で初陣Vを狙う。

 シャハザマーンは父ドゥラメンテ、母ドバイマジェスティ、母の父Essence of Dubaiの血統。母は10年のBCフィリー&メアスプリントの覇者。半兄のアルアインは17年の皐月賞と19年の大阪杯、同じくシャフリヤールは21年の日本ダービーと22年のドバイシーマクラシックを制している。

 昨秋にデビュー直前までいったが、調教中のアクシデントで外傷したため放牧へ。3月に栗東に戻ってきてからは順調に追い切りをこなし、ようやくの初陣となった。既走馬相手のレースとなるのは多少なりともハンデ。とはいえ、CWでは好時計を出しているので、相当なポテンシャルを秘めていることは間違いない。

 鞍上はアルアインとのコンビで皐月賞を制した松山弘平騎手。この日から実戦復帰の頼れる相棒とともに、しっかりと勝利をつかみ取りたい。