睡眠障害に悩まされる活動休止中のロックバンドKANA−BOONのボーカル谷口鮪が9日、X(旧ツイッター)を更新。心の病について思いをつづった。

谷口は昨年12月、メンバー2人の脱退にともないバンドの活動休止を発表して以降、睡眠障害に悩まされている様子をつづり、3月には「去年からおやすみ薬の効きが悪くなってきて上手く眠れない日が続いている。まぶたもピクピクしてきた」とポストしていた。

うつ病を公表したサカナクション山口一郎のドキュメンタリーが5日にNHKで放送されたことを受けて「うつ病を患っている人にとっては見ていてつらい部分もありますが、共感と理解と、そして何より病と共にどう生きてゆくのか、が例のひとつとしてとても伝わるものになっています。機会があれば観てください」と内容について紹介。「周りにうつ病を抱えている人(うつ病以外の精神疾患も)がいる方へ伝えられることは、プレッシャーを与えないことです。ライトな言葉や態度が救いになることもあります。『今日調子悪いかぁ、仕方ないよねぇ』だとか『普通に休んで大丈夫なんだよ』とか。過度な不安視も無理な鼓舞も必要ないんです」と理解を求めた。

続く投稿では「心の病は行ったり来たりで、それは前触れもなく訪れます。昨日調子良かったのに、みたいな。俺は今日調子が悪いけど、きっとスタジオに行けば元気になる気がする」と症状について説明。「勇気のいることですが、無理な時は無理! とはっきり自分に言ってあげましょう。それを受け止めることも関わる人の勇気です」とつづった。