吉永小百合(79)が24日、都内の池袋・新文芸坐で行われた、映画女優デビュー65周年記念企画の一環として開催された特別上映会の席上で、自身124本目となる新作映画について“フライング”で口走った。

「吉永小百合 映画女優デビュー65周年記念企画」は、23年の主演作「こんにちは、母さん」(山田洋次監督)で出演した映画が123本目となった吉永の、スクリーンデビュー65周年を記念して開催。“吉永小百合の青春時代”をテーマに、2年間にわたり実施する。6月6日刊行の「吉永小百合 青春時代写真集」(文藝春秋社)の発売に先立ち、吉永が自ら選んだ作品の上映を行う、発売記念特別上映会を開催した。

この日、吉永はファンから寄せられた質問に、自ら答えた。その中で「いつも楽しく映画館で見させていただいています。124本目、期待していいですか?」との質問が出た。吉永は「ありがとうございます。124本目の映画は、ちょっと今、準備中なんですけど、製作会社が絶対に言っちゃダメだと言うので、皆さんにお知らせできないんです。きっとすばらしい映画になると思っています」と口にして、笑みを浮かべた。

吉永は最後に「日活さんから、写真集を作りたいというお話をいただき、出演作が79本ということでした。なぜもう1本、出なかったんだろうと、残念な思いが…出れば80本でキリが良かったんですけど。でも79本…誰かの年齢と同じだと」と笑った。そして「これから、どういう形で私が映画界と関わっていくか…というのは、私自身にも分からないことなんですけども、大好きな映画の世界で、もうしばらく歩いていきたいと思っています」と、映画へのあふれんばかりの愛を吐露した。