6月1日付の人事で日本テレビの「チーフスペシャリスト」に抜擢され、管理職になる水卜麻美アナ(37)に代わり、早くも“ポスト水卜”の最右翼と目されるのが同局の岩田絵里奈アナ(28)だ。

 この春からは「シューイチ」のメインMCに就任。入社1年目にも同番組のSHOWBIZコーナーを担当していたが、その後、「スッキリ」「世界まる見え!テレビ特捜部」などを経て、今回、メインMCとして凱旋復活となった。すでにともにMCを務める中山秀征(56)とも息の合った掛け合いを見せており、視聴率も上向きだという。

「中山秀征だけでなく、加藤浩次やビートたけし、所ジョージら、共演した大御所芸能人から可愛いがられる“親父キラー”ですよ。局内の評判も上々で、確かにバラエティー担当アナとして、“ポスト水卜”とみられることは多いですね」(日テレ関係者)

 岩田アナは、慶応大学卒業後、2018年入社。中学生の時にスカウトされて「岡崎歩美」の名前でタレントデビューしているが、発売中の「FLASH」が当時のデビューイベントの様子を報じている。

「岡崎歩美です。中学2年生の13歳です。よろしくお願いします」と緊張した面持ちで答え、アイドルソングを1曲歌った。

 その後、ドラマ「ニコニコ少女」(10年、BS-TBS)で主演を果たし、ファッション誌「Cancam」の読者モデルに。不祥事で開催中止となった16年の「ミス慶応」ではファイナリストまで選ばれており、もし開催していたら、グランプリを獲得するのは確実視されていたという。

 今の躍進には、タレント活動で場慣れしていたこととも関係がありそうだ。昨年12月に発表されたオリコンの「好きな女性アナウンサーランキング」では6位にランクインし、存在感を増している。女子アナ評論家の松本京也氏はこう話す。

「入社当時から美しさが際立っていましたよね。俳優の大沢たかおとの交際報道などもありましたが、いずれも決定的なものはなく、まだ女子アナとしては限りなく“白”に近い存在なので、これからさらに人気を獲得していく可能性は大いにあります。明るいキャラクターで、少し天然なところもあるので、ポスト水卜アナとしての素質は十分。今後の活躍が楽しみです」

 令和の日テレを背負う逸材が“ジジ殺し”を武器に本格化だ。