◆九州六大学野球春季リーグ戦優勝決定戦 福岡大9―3北九大(25日、今津運動公園野球場)

 北九大は2005年以来となる春のリーグ戦優勝、全日本大学選手権出場を果たせなかった。昨春に続き優勝決定戦で敗れ、2年連続で涙をのんだ。相手の7安打を上回る12安打を放ちながら、守備のミスから大量失点を許す結果となってしまった。4番石橋昂樹(4年・宗像)は5回に犠飛で1打点を挙げたが4打数1安打。最終回に中前打を放ったが、反撃ののろしとはならなかった。「相手が徹底してインハイを攻めてきてきつかった。(福岡大の先発)朝吹(拓海)君はいい投手でした」と相手の投手をたたえた。

 今季は打率4割8分8厘、4本塁打、21打点で三冠王に輝いた。「チャンスで1本打ちたいと、チームの勝利に貢献できるよう考えながら打撃をしてきて数字がついてきた。打撃向上はチーム全体で取り組んできたこと」と今季の好調の要因を挙げた。卒業後は社会人入りを志望。秋がラストシーズンになる。「秋は福岡大に2連勝したい」とリベンジを誓った。