中国SNSの微博(ウェイボー)に27日、「上海にあるディズニーより大きな遊園地が廃墟化」とする投稿があり、注目されている。

投稿によると、この遊園地は、松江区辰花路388号にある「青青旅遊世界」で、面積は上海ディズニーの約2倍の2.4平方キロ。このほど訪れたという市民の王(ワン)さんによると、「営業はしているものの、内部の施設はほとんどが廃墟化していて、メンテナンスや清掃も正常に行われていないようだった」という。

記者が実地調査したところ、廃墟探検愛好家や近隣住民、市外から訪れた客の姿が見られたが、安全性が懸念される状況だったという。


2001年のオープン時には大きく注目された。園内では乗馬、バーベキュー、水上自転車、テニスなど40余りの活動を楽しむことができ、青少年のサマーキャンプやスポーツイベントなども開催されてきた。15年にホタルのテーマパークへの転換を計画していたが、申請不備や生態系の不均衡、病虫害のまん延などの問題により是正を命じられた。その後、区内にある大型遊園地の歓楽谷(ハッピーバレー)の発展などに伴い、注目されなくなったという。

この投稿について、「ホラーやサスペンス映画の撮影に向いてそう」「上海育ちだけど、こんな場所があるのを全く知らなかった」「廃墟路線に変更して、ハロウィーンパーティーなど開催すれば、人気に火がつくかも」「地元民だけど、小学校の春の遠足で行ったことある。つまらなかった」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)