[6日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が6日公表した最新の調査によると、消費者は住宅価格や家賃が短期的に上昇すると見込んでいる。住宅の購入が不可能という見方が高まっていることも分かった。

調査では、住宅価格は今後1年で5.1%上昇する見通し。昨年の調査では2.6%の上昇が見込まれていた。ただ、5年後については2.7%上昇と、長期的には価格が落ち着くことが想定されている。昨年の予想は2.8%上昇だった。

家賃については今後1年で9.7%上昇する見通しで、調査開始後で2番目に高い水準となった。昨年の調査では8.2%上昇だった。5年後の家賃見通しは5.1%上昇だった。

消費者は住宅投資に対し、引き続き「非常に前向きな」見通しを示したものの、住宅ローン金利の上昇も想定しており、1年後の平均住宅ローン金利見通しは8.7%、3年後は9.7%と、いずれも過去最高の水準。こうした状況を反映し、将来的に家を購入する可能性が高いとする回答は過去最低に沈んだ。