David Shepardson Stephen Nellis

[8日 ロイター] - 米半導体大手インテルは8日、米商務省が同社の中国顧客企業に対する消費者関連製品の輸出許可を一部取り消したと発表した。インテルの第2・四半期の売上高に影響がおよぶ可能性がある。

インテルが米証券取引委員会(SEC)に提出した資料では中国の顧客企業名は明らかになっていない。

ロイターは7日、米商務省が中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)向けにインテルやクアルコムなどの米企業が半導体製品を供給するための輸出許可を取り消したと報じていた。

インテルの株価は8日午後の取引で2.9%安。

クアルコムも同日、ファーウェイへの輸出許可の一つが取り消されたと発表した。

レモンド米商務長官は8日、議会の公聴会後にロイターに対し「ファーウェイは脅威だ」と述べた。

中国の外務省は声明で、今回の措置に反対する意向を表明。米国はは「国家安全保障の概念を拡大解釈し、正当な理由なく中国企業を抑圧するために輸出規制を乱用している」とした。