[22日 ロイター] - フランス自動車大手ルノーとドイツの同業フォルクスワーゲン(VW)は、手頃な価格の電気自動車(EV)「トゥインゴ」の共同開発に向けた協議を打ち切った。ルノーのルカ・デメオ最高経営責任者(CEO)が22日、ロイターに明らかにした。

デメオ氏はパリで開かれたハイテク関連の展示会の傍ら「欧州産業界がチームとして協力できることを示したかったが、今回はその機会を失ったと思う。しかしまたの機会もあるだろう」 と語り、ロイターの報道を認めた。VWはコメントを控えた。

交渉決裂で、VWは手頃な価格のEVを独自に開発しなければならないかもしれない。ルノーは引き続き2026年に投入予定のトゥインゴの開発を続ける。