世界最大級のウェイクサーフィン競技団体“WSWS”のジャパンシリーズが、今シーズンついにスタート。今年は昨年より1戦増え、全4大会が開催されるが、その初戦会場となったのが福岡県久留米市の筑後川特設会場。WSWS大会では初開催となるこの地で4月28日に行われた“センチュリオンウェイクサーフ九州オープン2024”、その熱い戦いの様子をお届けしよう!

大会会場となった福岡県久留米市の筑後川は、昔からウェイクサーフィンやウェイクボードなどのトーイングスポーツが盛んな地。川の流れなどにも干渉されない穏やかなゲレンデなので、選手たちもライディングに集中できる会場だった。また、演技を行うコースとギャラリーとの距離が近いため、声援が選手たちにもダイレクトに伝わり、おのずとボルテージがアップ。オンボードやドローンなど、数台のカメラを駆使した映像も会場内のモニターで見ることができ、ワザが決まるたびに大きな歓声が上がっていた。
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今大会は総勢36名が参加し、プロ、セミプロ、ユース、アマチュアなど、全7クラスを開催。なかでも一番盛り上がったのは、マスターメンサーフのクラス。プロクラスなどのキャリアを経た選手や35歳以上の選手がエントリーするクラスだけに経験値も高く、トリックの魅せ方も上手。今回は総勢10名もの選手が参加し、優勝を目指して競い合った。また、プロクラスではアジアからの海外選手もエントリーし、大会に華を添えた。
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ウェイクサーフィンの大会というとハードルが高そうなイメージだけど、ビギナーやキッズのクラス、WSWSのランキングとは関係ないオープンクラスなどもあるので、誰でも気軽に参加できる。また、トーイングスポーツのなかでは最もボートのスピードが遅いため、実は安全なアクティビティ。ボートのすぐ後ろで演技をするため、乗船したメンバー全員で盛り上がれるのも醍醐味だ。
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天候に恵まれ、風の影響もなかったことから1日中、面がいい状態をキープした筑後川特設会場。時間も押すことなくスケジュール通りにヒートを消化し、まだ明るいうちに表彰式を開催。参加した大人から子供まで全員が互いの健闘を称え合い、アットホームな雰囲気のなかジャパンシリーズの初戦が終了した。なお、『Safari online』では残りのジャパンシリーズ3戦もリポートしていく予定なので、今後もお楽しみに!


文=荻原嘉人 撮影協力=センチュリオン ボート ジャパン
text:Yoshito Ogiwara special thanks : CENTURION BOAT JAPAN