川崎フロンターレは5月25日、J1第16節で柏レイソルとホームで対戦し、1−1でドロー。この試合後、大南拓磨がパリ五輪世代の19歳・高井幸大について語った。

 高井は4月にU-23日本代表としてU-23アジアカップに出場し、優勝に貢献。チーム最年少ながらCBでスタメンの座を奪い、大きなインパクトを残した。

 しかし、大会から自チームに帰還後は、リーグ戦で途中出場が多く、川崎戦では出番なし。パリ五輪のメンバー入りに向けてアピールが必要な重要な時期に、苦しい状況が続いている。
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 そんな有望株を同じくCBを務める大南はどう見ているのか。高井をこう評する。

「やっぱ背がデカいし、足もとは何でもできる選手。まだ19歳ですけど、こうやってJリーグの舞台で活躍できてるというのは、僕が19歳の時と比べたら雲泥の差ぐらいあります。(試合では)落ち着いてやっていて、でもそういった中で、たまにぼーっとしてるシーンがあるので、あそこは若さゆえなのかなと」

 大南自身も本番のメンバー入りは叶わなかったが、東京五輪世代として大舞台を目ざした経験がある。「俺はもう(メンバーに)入らないなと思っていたので、俺が偉そうに言える立場じゃないですけど」としつつも、「(高井は)ハングリー精神もすごくある選手なので、(五輪に向けて)良い準備をしていると思う」語る。

 続けて、「羨ましいですね、若くて。ああやって(U-23日本代表で)試合出て、羨ましいなと思います」と羨望の眼差しを向けていた。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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