現地時間5月25日に開催されたFAカップ決勝で、史上初のプレミアリーグ4連覇を成し遂げたマンチェスター・シティと、8位に終わったマンチェスター・ユナイテッドが、聖地ウェンブリーで対戦した。

 2年連続で同じ組み合わせとなったファイナルで先手を取ったのは、1−2で敗れた昨季の雪辱を誓うユナイテッドだ。カウンター主体でチャンスを窺っていたなか迎えた30分、相手DFグバルディオルがGKオルテガに送ったバックパスがずれたところに、ガルナチョがすかさず反応し、がら空きとなったゴールに難なく流し込んだ。

 この一発で勢いに乗ると、39分にブルーノ・フェルナンデスの絶妙なラストパスで、メイノーが追加点を奪取。19歳コンビの得点で前半を2−0で終える。
【動画】まさかの連係ミス…マンUの先制点は思わぬ形で
 戦前の予想に反し、苦しい展開を強いられているシティは、たまらずハーフタイムに2枚替えを敢行。コバチッチとアケーを下げ、ドクとアカンジを送り込む。

 すると55分にドクの仕掛けから、最後はハーランドがペナルティエリア内で左足を振り抜くが、惜しくもクロスバーを叩く。

 直後の57分には、デ・ブライネに代えてアルバレスも投入。そのアルバレスは64分にフォデンのお膳立てで決定機を迎えるも、シュートを枠の左に外してしまう。

 それでも87分、ドクが相手守護神オナナの手を弾く、鋭いシュートで1点を返すが、反撃はここまで。

 ユナイテッドが2−1で勝ち切り、8年ぶり13度目のFAカップ制覇を果たした。一方、宿敵にリベンジを許したシティは、プレミアリーグとの2冠を逃した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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