◇大学野球関西学生野球 関大2―1同大(2024年5月7日 ほっともっと)

 関大が同大との3回戦を2―1で逃げ切り、首位相手に勝ち点を挙げた。

 今秋ドラフト1位候補に挙がる金丸夢斗(4年)は、2―1の6回から2番手として登板。先頭打者から5者連続三振を含む8奪三振を数えるなど、4回無失点で1点差を死守した。

 「スプリットが非常に落ちていたので、三振を取りたいときはスプリットをどんどんと投げていきました」

 137球を投じて11回無失点だった1回戦から中1日での救援登板だった。「疲労は昨日で取れていたので、いいぐらいに力感なく力を抜いて投げられました」と振り返った。

 京大との開幕節は勝ち点を落としたものの、2節連続で勝ち点を挙げて首位・関学大に勝ち点で並んだ。

 次節の11日からの関学大戦(甲子園)に向けて、「こういう山を乗り越えないと優勝はない。しっかりと切り替えて関関戦に向けて準備していきたいです」と気を引き締めた。

 ◇金丸 夢斗(かねまる・ゆめと)2003年(平15)2月1日生まれ、兵庫県神戸市出身の21歳。広陵小1年から広陵少年野球部で野球を始めて投手や一塁手。広陵中では軟式野球部に所属。神港橘では1年秋から背番号10でベンチ入り。2年秋から背番号1を背負い、3年夏の独自大会で8強入り。関大では1年秋からリーグ戦登板。50メートル6秒5、遠投110メートル。1メートル77、77キロ。左投げ左打ち。