スノーボード・ビッグエア(BA)&スロープスタイル(SS)女子で、22年北京五輪ビッグエア銅メダルの村瀬心椛(19)が9日、東京都内で美容室向けヘアケアブランド「TOKIOインカラミ」の所属発表会見に臨んだ。妹の由徠(17)、ハーフパイプ(HP)女子で今年2月のユース五輪を制した工藤璃星(14)、同じく銀メダルの清水さら(14)の所属も発表となった。

 会見に臨んだ村瀬心は、「とてもうれしく思っている。私もTOKIOインカラミも、もっと世界に飛び立てればなと思う。もっと(ブランド名を)広めます」とリップサービスを交えて抱負。これには隣に座った冬廣應尚社長も思わず笑顔を見せて喜んだ。

 今季のW杯ではBAで2勝、SSで1勝を挙げるなどして種目別優勝。1月のXゲームでも2種目で金メダルを獲得するなど、無双状態だった。シーズン前に6勤1休で練習やトレーニングに励んだことが結果につながったそうで、今後のオフシーズンに向けても「他の選手も練習してくると思うので、もっと練習したい」と意欲を示した。

 2年後の26年には、早くもミラノ・コルティナダンペッツォ五輪が迫った。目標は姉妹そろっての出場&メダル獲得で、「2人で五輪メダルを獲得したい。(同種目で)金と金を獲りたいけど、2種目あるので」とBAとSSで金メダルを獲り合えるよう、切磋琢磨(せっさたくま)していく。