卓球の「WTTコンテンダー 太原」は25日、女子シングルスの準決勝が行われ、世界ランキング13位の平野美宇(木下グループ)は同3位の王芸迪(中国)と対戦。0−3で敗れ、ベスト4で敗退した。

■準々決勝は背水の勝利

平野は午後に行われた準々決勝では同49位の石洵瑶(中国)と対戦。日本の張本美和(木下グループ)を下して勝ち上がってきた相手に苦戦を強いられながら大逆転でベスト4へ勝ち進んだ。

そして迎えた準決勝は2月の「世界卓球団体戦」の決勝で勝利した王芸迪との対戦。3カ月前はストレートで撃破した相手に第1ゲームは9−11で失うと、鉄壁の守備を誇るを崩せずに6−11、7−11で落とし、釜山でのリベンジに遭った。

また、世界ランキング23位の木原美悠(木下グループ)は準々決勝では日本の伊藤美誠(スターツ)との同士討ち。「サウジスマッシュ」では敗れていた世界9位相手に2ゲーム先取されながら大逆転で準決勝へ勝ち進んだ。

そして迎えた世界6位の陳幸同(中国)相手には序盤から圧倒される。4−11、6−11で王手をかけられると、第3ゲームはわずか1ポイントしか奪えずに完敗を喫した。

今大会の日本勢は平野と木原のベスト4が最高。世界トップ10入りする中国勢の前に最後は屈することになった。

木原美悠(C)WTT