ムチュア・マドリード・オープンで負った股関節の怪我から回復を続けている世界ランク2位のヤニック・シナー(イタリア)が、現地5月20日に開幕する全仏オープンを欠場する可能性を示唆した。22歳のシナーは、すでに母国で開催されるBNLイタリア国際の欠場を表明している。

今年の全豪オープンで優勝したシナーは、全仏オープン優勝候補の1人だ。

EUROSPORTによると、シナーは「僕は100%でなければ全仏オープンには出場しない。何か疑いがあれば、様子を見る必要がある。防げる怪我があれば、防げない怪我もある。これまで僕たちは素晴らしい仕事をしてきた。昨年は怪我なく丸1年プレイしたし、今シーズンもそうだった」とコメント。

また「MRI検査の結果は、100%問題ないとは言えないものだった。だが、僕たちはすべて把握している。もし100%回復しなかった場合、少し長く休むだろう。体のケアは何よりも重要だ」と続けた。

全仏オープンについては、「決して理想的な状態ではない。完璧なコンディションで臨めるよう全力を尽くすが、BNLイタリア国際でプレイせずに全仏オープンに出るのは簡単なことではない」と語った。

カルロス・アルカラス(スペイン)も腕の怪我のためBNLイタリア国際には出場せず、全仏オープンに向けて回復に努めている。ムチュア・マドリード・オープンで負傷したダニール・メドベージェフ(ロシア)も、回復が間に合うかどうか分かっていない。

(コメント引用元:https://www.eurosport.com/tennis/roland-garros/2024/jannik-sinner-doubtful-for-french-open-after-missing-italian-open-with-hip-injury-ill-only-play-if-im-100-per-cent_sto20003993/story.shtml)