歌舞伎俳優の松本幸四郎(51)が4日の巨人―阪神戦(東京ドーム)の始球式に登場。力いっぱい投じた白球はワンバウンド投球となったが、球場に集まった両チームのファンを大きくわかせた。

「祖父の代から巨人ファン」という根っからのG党である松本は、捕手役の小林を相手に大きく振りかぶって投球。惜しくもノーバン投球とはならなかったが、夢の舞台での投球に満足げな表情を浮かべていた。

 この日のために隈取があしらわれたグラブをおろして臨んだ松本。現在撮影が行われている劇場版「鬼平犯科帳 血闘」の合間を縫っては「ちょんまげ姿」のままキャッチボールなどを行い、入念な準備を行っていたという。普段の舞台とは違った緊張感を味わったという松本は「夢のようでした」と満面の笑みで大役を振り返っていた。