U―23インドネシア代表の申台龍(シン・テヨン)監督が、パリ五輪出場をかけてギニアと対戦する大陸間プレーオフ(9日、フランス)を前に落胆している。

 インドネシアは、日本が優勝したパリ五輪アジア最終予選を兼ねるU―23アジアカップ(カタール)で準決勝進出と健闘したが、3位決定戦でイラクに敗れ、プレーオフに回った。ギニアに勝てばパリ切符獲得だが、クラブ側に選手の派遣義務はなく、理想の招集は厳しい状況。一部主力選手の招集が所属クラブから拒否されているからだ。

 その1人がJ1C大阪のDFジャスティン・ハブナー。インドネシアメディア「ボラ・スポーツ」によると、申監督は「ハブナーに関しては、C大阪から招集できなかった。それがクラブの決定であることは理解しているが、これは我々のチームにとって最後のチャンス。招集を拒否されたのは、非常に残念だ。インドネシアは五輪の出場権を得ることがあまりなく、特に今回は最後のチャンスなので、悲しく残念に思っている」と嘆いた。

 ハブナーは、U―23アジアカップ途中からU―23代表インドネシア代表に合流。4強入りに大きく貢献していた。