リヨンとパリ・サンジェルマン(PSG)の一部サポーターどうしが衝突。両者らによって高速道路の料金所設備が破壊され、多額の損害が発生した。フランス『RMC Sport』が伝える。

25日、クープ・ドゥ・フランス(フランス杯)決勝戦のリヨンvsPSGが行われ、1-2と勝利したPSGが3季ぶり15度目の優勝を成し遂げた。

試合に前後して両チームの一部サポーターが睨み合い、会場内外で厳戒態勢が続いたこの一戦。試合会場となったリールの本拠地「スタッド・ピエール=モーロワ」では、不特定多数の観客らによって座席やトイレの破壊も。リール陣営としては堪ったものではない。

また、会場外でも試合前に両軍サポーターが衝突し、スタジアム近くにある高速道路の料金所では、停まっていたバスとともに通行レーンが燃やされ、周辺の職員専用施設にも大きな被害が。50万〜100万ユーロ(約8500万〜1億7000万円)もの損害が発生したという。

同高速道路を管轄する事業者は26日、これらの損害について、告訴状等々の提出をオフィシャルリリースしたと同時に、当面の間、当該の料金所を通過する一般客に不便を強いることを謝罪。通行レーンの半分が完全に“潰され”ており、復旧に数日を要すとのことだ。

今回、この料金所一帯ではリヨンとPSGのサポーター計30名、そして警戒にあたっていた警察官8名が負傷。高速道路事業者はリヨンとPSGの名前を伏せつつも、「加害者を1人残らず特定するまで追求をやめない」と怒りの声明を発表している。



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