山口市阿知須の山口きらら博記念公園で22日夜に行われたアイドルグループ「King&Prince」の花火イベントで、終了後に帰宅しようとしたファンの一部が新幹線の最終便に間に合わず、JR新山口駅で一晩過ごした。JR西日本は飲料水や軽食を各1000個配布しており、相当数が「帰宅難民」になったとみられる。

 主催者側のウェブサイトによると、催しは午後6時半に始まり、2時間程度を予定していた。JR西日本によると、同社は最寄り駅と新山口駅を結ぶ宇部線で、臨時列車を上下各3本運行。主催者側は会場と新山口駅を結ぶシャトルバスを運行したが渋滞などで遅れ、多数の人が新幹線に乗り遅れた。JR側は駅構内を提供し、急きょ飲料水や軽食を配布したという。

 公園を管理する山口県によると、イベントは岡山県のイベント会社「夢番地」が主催していた。