東京の清澄白河がとても好きで、10年近く前からチョコチョコ出向いております。キッカケはコーヒー好きで、ブルーボトルコーヒーができて通い始めたのですが、できたのが2015年というから月日の経つ早さが恐ろしいです。家から電車を乗り継いで40分ほどなので、本をチョコっと読んだり、少しコトコト居眠りするのにとても心地よい移動時間です。

普段はコーヒーを飲んで、本を読み、雑貨屋さんに立ち寄り、深川資料館前の商店街をお散歩します。そしてスマホの地図を拡大したり、ずらしたり、縮小したりしながら、次に行きたいところやもう一度行きたいところを地図にチェックするのですが、少し東側に地図をずらしたら、「酵素温浴」の文字が飛び込んできました。「酵素」と「温浴」は大好物です。

どんなに暑い日が続こうが、常に身体を温めたい欲に満ちております。いわゆる「酵素風呂」ってやつは、入る前に身体にパックしたり、顔に酵素を載せてくれたり、サイトを覗くだけでワクワク。行ってみるっきゃない!と早速予約です。

ベージュと白の目にも優しい店内。汗だくの店員さんから説明を受けました。初めてだし色々試したい!ってことで、オプションで「お顔にも酵素載せ」(実際の言い方は別)、「シークワーサー酵素ドリンク」を追加し、いざ!酵素温浴へ。

「ぬるめ、ふつう、あつめ」から選べる暑さは「ふつう」をチョイス。身体全体に保湿パックを塗りたくり、酵素の中に入ると昔、砂に埋まった仕事を思い出し、あ、砂に埋まった感じと一緒。適度に重さがあり、身体の芯まで温まる感覚は身体の厚さをダイレクトに感じさせてくれて、「エミコや、痩せるんじゃぞ!」と、仙人のようなご先祖さま方に言われている感覚になりました。

酵素に入るのはたった15分でも大満足。5分置きにお姉さんが「いかがですか?」と声をかけてくれる安心感も良かったです。もっと温めたいところも伝えたら酵素をかけ直してくれます。温浴を出るとさらに汗がドバドバ出るのも不思議。元気がないとき清澄公園でぼっーとするのですが、酵素温浴もありだなぁと思いました。汗がありえないくらい出て、嫌なことを流してくれます。

サヨナラ、わたしの毒素!! ゴキゲンでいられないとき、酵素温浴でゴキゲンを取り戻したい。一緒にいかがですか?

■川村エミコ(かわむら・えみこ) 1979年生まれ。神奈川県出身。東京経済大学卒業。2003年からピン芸人として活動し、08年10月に白鳥久美子とお笑いコンビの「たんぽぽ」を結成。10年にフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」の新レギュラーに。現在は日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」などで活躍するほか、自身のYouTube『おかっぱちゃんねる』も話題。自宅に70体あるという「こけし」集めの趣味や、温泉ソムリエアンバサダー、夜景鑑賞士の資格も持つ。23年から三浦市の〝みうら観光大使〟に就任。