イオンリテールは5月22日、「イオン」「イオンスタイル」の衣料品売り場で、不要となった衣料品の分別回収を実施することを発表した。関東・北陸信越・東海・近畿・中国・四国地方の約290店舗で実施する。6月の環境月間に合わせた取り組みの一環という。

 同社は2003年から衣料品の回収を行っており、2023年10月には12日間で6トンの衣料品を回収した。今回は2023年よりも回収期間を5日間増やし、5月24日〜6月9日の17日間で実施。イオンでの購入品に限らずに衣料品の回収を行い、環境負荷の低減を推進する。

 ポリエステル100%、綿100%、その他の3カテゴリーに客自身で分別する仕組みによって、環境に対する理解促進と同時に、効率的な衣料回収を図る狙いだ。

 衣服繊維専門の商社であり、「古着回収リサイクル事業」を展開するチクマ(大阪府大阪市)が、繊維原料や自動車内装材料へのリサイクルを行う。

 同社は「サステナブル社会・サステナブル経営の実現に向けて、お客さまとともに環境・社会貢献活動に積極的に取り組んでまいります」とコメントしている。