2024年4月27日、28日、幕張メッセにて、ニコニコ動画の世界観をリアルに再現した大型イベント「ニコニコ超会議2024」が開催。今年は「ひとりのこらず主人公」をテーマに、クリエイターが自由に自己表現できるスペースなどを大々的に展開。昨年を上回る12万5362人が来場し、会場は大盛り上がりとなった。そんな見どころ満載の同イベントのなかから、本稿では会場を彩ったコスプレイヤーたちにフォーカス!写真と併せて、現地の盛況ぶりをリポート形式で紹介する。

こちらでピックアップするのは、初日(※)にあたる27日に撮影させてもらったコスプレイヤー。ちなみにコスプレイベントといえば、レイヤー陣の衣装を通して、その時期の旬なアニメや映画、コミック、ゲームなどを分析できる点も、参加するうえでの楽しみの一つ。

※2024年4月22日〜26日はネットでのみ開催。4月27日、28日はネットとリアル会場で開催。

今回の「ニコニコ超会議2024」では、会場にブース出展していた「勝利の女神:NIKKE」をはじめ、「崩壊:スターレイル」や「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」「原神」といったゲーム作品のコスプレ人気が高く、これらのキャラクターに扮したレイヤーたちが続々と集結。

衣装はもちろん武器の造形にもこだわり、自作で用意したという参加者も大勢いて、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていた。

また、これらのタイトル以外にも、「ファイナルファンタジーVII リバース」や「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」「ストリートファイターII」といった、長い歴史を誇るシリーズ作品のコスプレで駆けつける参加者も多く、撮影の合間にはレイヤー同士、あるいはカメラマンと、ゲーム談議に花を咲かせている姿が印象的だった。

一方、アニメ作品では、現在放送中の「怪獣8号」や「この素晴らしい世界に祝福を!」をはじめ、冬場のイベントでも人気の高かった『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(公開中)や「葬送のフリーレン」などのキャラクター(に扮したレイヤー)が多く、なかには同じ作品のキャラ同士で集まり、集合写真の撮影を行うグループの姿も。

他にも初音ミクや、「ホロライブ」「ぶいすぽっ!」などに所属するバーチャルYouTuberに扮したレイヤーたちが続々と駆けつけ、終了時間ギリギリまで撮影や交流を楽しむ姿が各所で見られた。

こうして大盛況のうちに終了した「ニコニコ超会議2024」以降も、「日本橋ストリートフェスタ2024」(5月12日に大阪市浪速区 でんでんタウンで開催)や、「ホココス2024 〜南大津通歩行者天国COSPLAY〜」(5月19日に名古屋市中区 南大津通で開催)など、コスプレが楽しめる大型イベントは全国で続々と開催が予定されている。

はたしてこれらの会場では、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか?そうした点にも注意しながら、最新のアニメ、映画、コミック、ゲームなどをチェックしておき、会場で答え合わせをするのもおもしろそうだ!

取材・文/ソムタム田井