ドジャース大谷翔平投手は6日(日本時間7日)の試合終了時点で、開幕37試合中36試合に出場した。ここまで両リーグトップの打率.370、54安打、14二塁打、11本塁打、OPS1.139に加え、27打点、失敗なしの9盗塁と圧巻の好成績を残している。

長いシーズンは始まったばかりだが、右肘靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けて打者専念となった今季のパフォーマンスは驚異的だ。

■50本塁打に届けば、球団史上初

このペースでシーズン162試合を駆け抜けたと仮定した場合、予想される成績は157試合の出場で236安打、61二塁打、48本塁打、118打点、39盗塁に到達する。これは、フレディ・フリーマン内野手が持つ二塁打数の球団記録59本を塗りかえ、本塁打数と安打数で球団歴代2位に。文字通り記録的な1年になる可能性を示している。昨季終盤を欠場しながら46本塁打を放った前例を考えると、球団史上初の50本塁打も狙えるだろう。

盗塁に関しては、キャリア最多の26盗塁を記録した2021年は失敗が10回。今季はここまで9盗塁で失敗なしと、成功率の高さが際立っている。ビルドアップした影響で走力がやや低下したというデータもあるが、一塁までの平均4.14秒は今季のメジャーリーグで全体6位。瞬間的な爆発力は依然として健在で、今後も盗塁を量産し続けてもおかしくない。時期尚早な話題ではあるが、今季の大谷は数々の期待を抱かせてくれる。今後の活躍からも目が離せなくなりそうだ。