武豊騎乗のノットゥルノが名古屋グランプリを勝利
武豊騎乗のノットゥルノが名古屋グランプリを勝利

名古屋グランプリ2024

[JpnⅡ名古屋グランプリ=2024年5月6日(月曜)4歳上、名古屋競馬場・ダート2100メートル]

 ゴールデンウイークの最終日となる6日、名古屋競馬場でJpnⅡ第24回名古屋グランプリ(2100メートル)が行われ、武豊騎乗のノットゥルノ(牡5・音無)が1番人気に応えて見事勝利。重賞3勝目はVタイム=2分10秒9(良)のレコードとなった。

 発馬を決めるとスッとハナを叩き、1周目の直線ですでに後続を大きく引き離す大逃げに打って出た。勝負どころでも手応えはまったく衰えることなく、最後までセーフティリードを保ったまま8馬身差の大逃走劇を成し遂げた。8馬身差の2着に7番人気のヒロイックテイル(セン7・田中守)、さらに2馬身半差の3着には3番人気のキリンジ(牡4・佐々木)が入った。

 殊勲の武豊は「スタートが良ければ先手を取りたいと思っていました。元気が良すぎて思ったよりペースが速くなってしまいましたが、気分良く走れていましたから。いい感じだなと思いました。(交流)GⅠを勝っている馬なのでやっぱり強いですね」と会心のレースを振り返った。また、リニューアル後の名古屋での初勝利については、「以前に来た時は内を走れない馬場でしたが、今回は変わっててビックリしました。地元の騎手の方からいいアドバイスをもらいました。きれいな競馬場なので、もっと交流レースが増えてくれればいいですね」と笑顔を見せた。

 管理する音無調教師は「ジョッキーはレース前から『行ければ行く』と。川崎記念は走ってなかったので息の入りも早く、状態は良かったですね。やっぱり右回りだと違います。今後は右回りにこだわって、まずは帝王賞(6月26日=JpnⅠ、大井2000メートル)を目標に。秋はJBCクラシック(11月4日=JpnⅠ、佐賀2000メートル)と東京大賞典(12月29日=GⅠ、大井2000メートル)を目指して頑張りたい」と語った。

著者:清水 友哉