リーグトップに並ぶ9号が掘り起こした快記録

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたブレーブス戦に「2番・DH」で先発。初回の打席で2試合連続となる今季9号を放ち、ナ・リーグトップに並んだ。中堅バックスクリーンへ飛び込む雄大な打球。さらに大リーグトップを独走する今季24本目の長打は、実に95年ぶりの快挙というおまけつきだ。

 初回無死一塁、大谷はブレーブス先発左腕のフリードと対戦し、カウント1-2からのカーブを捉えた。大きな放物線は中堅バックスクリーンへ飛び込む本塁打に。飛距離412フィート(約125.6メートル)の大アーチだった。この打席、低めへの判定に首をかしげるシーンもあったが、すぐに切り替えて豪快な打撃を見せた。

 この一打で、またも眠っていた記録が発掘された。MLB公式のサラ・ラングス記者は自身のX(旧ツイッター)で「ショウヘイ・オオタニの24本の長打は、1929年のジョニー・フレデリックに並びドジャースでの最初の35試合での最多タイ(少なくとも1901年以降)」と伝えている。この95年間で最速のペースで長打を重ねていることになる。

 大谷はここまで49安打のうち、二塁打が14本、三塁打が1本、本塁打が9本。この一発で、ブレーブスのオスーナに並び今季初めてナ・リーグの本塁打ランキングでトップに立った。シーズン41発ペースとし、2年連続の本塁打王へ突き進む。

(THE ANSWER編集部)