◇5日(日本時間6日)MLB ドジャース5―1ブレーブス(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)は地元のブレーブス戦でともに今季初の2発、4安打(4打数)。1回に先制2ラン、8回は飛距離464フィート(約141・4メートル)の特大ソロを放った。今季10本塁打はマイク・トラウト(エンゼルス)らと並ぶメジャートップに浮上した。

 8回、大谷が左腕ミンターの真ん中に入った初球の93・8マイル(約151キロ)直球をたたくと、流し打った打球はセンター左のスタンド上段に着弾する10号ソロ。この日2発目の飛距離464フィートは、自身メジャー3番目だった。同1、2位はともに昨季まで6年間在籍したエンゼルスの本拠地エンゼルスタジアムでマーク。2023年6月の493フィート(約150メートル)と、21年6月の470フィート(約143メートル)だった。

 また、米スポーツ専門局ESPNによれば、大リーグでスタットキャストによる詳細なデータ収集が始まった15年以降、この一発はドジャースタジアムでも史上3番目の最長弾。同1位は15年ジャンカルロ・スタントン(当時マーリンズ、現ヤンキース)の475フィート(約145メートル)で、2位は21年パドレスのフェルナンド・タティスの467フィート(約142メートル)。

 また、今季メジャー全体では2番目の最長弾となった。同最長はエンゼルス時代に大谷の『兄貴分』だったトラウトが4月1日のマーリンズ戦で放った3号の473フィート(約144メートル)。ちなみに、エンゼルス史上最長不倒は、前出の23年6月30日に大谷がダイヤモンドバックス戦で放った493フィート。(写真はAP)